設計の働き方改革とムダ退治(4-0-1)・はじめに

iyoblog (4-0-1)「設計の働き方改革とムダ退治法101事例」設計力向上研究会(伊豫部将三)編

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iyoblog (4-0-1)・「はじめに」

 ムリ・ムラ・ムダは、場所と状況を問わず日常身の回りで良く使われる言葉である。その意味で開発・設計などの技術部門業務周辺でも良く見直すと、「この場合には、ムリをしてもムラを生じ、結局ムダになるかも知れない」と思いつつ、止むを得ず周囲の状況からムリを承知で取り組んでいる場合も多い。「ムリを通せば道理引っ込む」の喩えに有る通り、これがやがてムラ・ムダに繋がると考えれば良い。

 筆者は、前述ムリ・ムラ・ムダには順序があって、ムリを通そうとすればムラを生じ、これがムダに繋がる場合が多いと感じている。この場合には、ムリを原理・原則に反する行為、自然法則に反する行為、経験則に反する行為と状態、と理解することにしている。同様にムラは、バランスが崩れた行為、バラツキが大きくなる行為、偏りを生ずる行為、再現性がない行為と状態、と理解することにしている。またムダは、人材・資材・機材・設備・機器・時間・日程・資金などの持つ能力が浪費される行為と状態、と理解することにしている。

 ムリ・ムラ・ムダを前述意味へ読み替えると、身の回りで無意識下に行っているムリ・ムラ・ムダが如何に沢山有るかに気付かされ、また驚かされる。その代表例をそれぞれ幾つか拾い出して見ると、下記の様になる。

「ムリ」の事例

01・標準開発方法・設計方法が確立されていないため、担当者それぞれが自己流で取り組み、クレーム・トラブル発生を繰り返すムリ

02・事前調査・試験確認不足の状態で、新品種開発を繰り返すムリ

03・納期に追われ確認を怠り、製造で不良が判り結果として納期を達成出来ないムリ

04・納期を先に決め、開発途中で目標達成が出来ないと、完成納期が最後まで判らないムリ

05・事前に判断基準を用意せず、着手後に判断に手間取るムリ

06・要素開発・設計法を充分習熟しない内に、完成体をまとめさせるムリ

07・開発着手後に業務が停滞すると、直ぐ担当者を変更させ、やる気をなくさせるムリ

08・所要時間の不足分を残業・休日出勤で行わせなければ納期を確保出来ないムリ

09・訓練・教育法が適切に構築されず、自己流が定着し、標準開発方法・設計方法が確立出来ないムリ

10・上司・先輩の事前指導が充分行き届かず、開発・設計途中で間違い作り込みを見付け切れないムリ

11・開発・設計で間違いが発生すると上司・先輩が、その都度点検を避けられないムリ

12・標準開発方法・設計方法がなく、所要時間が担当者よって変わるムリ

13・開発・設計の手順計画が悪いため、担当者が試行錯誤を繰り返すムリ

14・残業と休日出勤を協力者へ事前の了解なしに、計画で設定するムリ

15・開発・設計所要時間見積りをじょうし・先輩が、勘で設定するムリ

 前述「ムリ」の事例をマンガ風に表現すると、図-1「ムリ」の樹を描くことが出来る。この場合 には、「ムリ」発生の基盤「根」が身の回りに沢山有る結果である。


「ムラ」の事例
01・習熟と能力向上教育を系統的に行わず、担当者が代わると対応できず発生させる所要時間のムラ
02・経験年数に比例しない、間違い発生率のムラ
03・担当者が代わると、同じ開発品質・設計品質を維持出来ないムラ
04・担当者の勘に頼った開発法・設計法の為、間違い発生防止能力を、他の担当者へ適切に伝承出来ないムラ
05・間違い原因を追う度に、発生原因が次々と拡散するムラ・
06・担当者の間違いを、周囲で事前にカバー出来ないムラ
07・テーマごとに事前計画・準備を一定に対応出来ない開発方法・設計方法のムラ
08・着手テーマがその都度変わるため、開発能力・設計能力としての業務習熟が系統的に向上出来ないムラ
09・担当者ごとの業務品質バラツキを、一定範囲に絞り込み出来ないムラ
10・着手テーマのバラツキで、開発・設計コストが絶えず変化するムラ
11・開発時に製品品質が目標値内かどうか確認せず、量産してからクレーム・トラブルを発生させ、生産数量が変わるムラ
12・担当者が休暇予定を事前に提出せず、納期になってから出図日を変えるムラ
13・試験設備・機器の精度管理・較正と点検を定期的に行わず、測定DATAに問題が出てから慌てて試験を止め、修正・修理するムラ
14・計画通りに着手出来ず、当日になってから日程計画を変更するムラ
15・休業者の発生で人手が足りず他部署・外注応援の穴埋めで、実際には直ぐ役立たず、開発と設計期間が変わるムラ

 同様に「ムラ」の事例をマンガ風に表現すると、図-2「ムラ」の樹を描くことができる。この場合には、「ムラ」発生の基盤「根」が身の回りに沢山有る結果である。


「ムダ」の事例
01・着手時にその都度担当者が注意しながら実施すれば、防げる間違いを後から検図で見付けるムダ
02・事前調査・着手時計画不備で、新規テーマごとに所要時間を増加させるムダ
03・間違いの再発を防止できない上司・先輩による指導と点検繰り返しのムダ
04・担当者に先ず間違いを作り込ませて於いて、上司・先輩から設計審査・検図するムダ
05・担当者を信頼せず、仕様変更を途中で発生させ、作業能率を低下させるムダ
06・系統的に習熟と開発設計能力向上教育訓練を行わず、業務能力が中々向上しないムダ
07・点検不備で出図して、間違いで図面差し替えを繰り返し、日程不足で納期を遅らせるムダ
08・クレーム・トラブル原因を着手前に調査せず、出図してから同じ間違いを繰り返すムダ
09・開発と新規設計テーマ着手の事前調査を計画的に行わず、試作・試験回数を増加させている ムダ
10・担当者ごとの習熟と開発・設計能力を考慮せず、テーマに対する配置を適当に行い、納期内に開発・設計を終了出来ないムダ
11・設計資料と試験DATAの蒐集と整理・整頓法をキチンと基準を決めて行わず、その都度捜す
のに時間を掛けるムダ
12・個人保有の資料類を他の人に使える様保管と整理・整頓法をキチンと行わず、担当者が代わる
 とその都度捜すのに時間を発生させるムダ
13・数量間違いによる不足発生分を見込んで何時も素材と標準部品類を余分に手配し、開発・設計
担当者が保管するムダ
14・試験用機材・測定器が故障しても、後で自分で直す積りで直ぐ修理手配しないため、いざと
言う時直ぐ使えず役立たないムダ
15・設計着手時に主要購入品納期を事前確認せず、出図後発注してから製造で日程変更を発生さ
せるムダ

 また前述「ムダ」の事例をマンガ風に表現すると図-3「ムダ」の樹を描くことができる。この場合には、「ムダ」発生の基盤「根」が身の回りに沢山有る結果である。

 本BLOGでは、ムリ・ムラの結果発生するムダの部分に焦点を当て、特に開発・設計技術部門で発生させている日常業務のムダを中心に101例を取り上げ、その原因と解決法を①・現状と問題点、②・着眼点・分析と評価法、③・改善点と取り組み法、④・改善による効果、の形態で簡潔にまとめて解説・紹介したものである。

 本BLOGが、閲覧頂く諸氏の日常気付かず発生させている時間と能力浪費部分を、少しでも節約・改善するヒントとしてお役立て頂ければ、幸いである。

 本テーマのムダ退治法は、当初日刊工業新聞社刊月刊誌「機械設計」誌1993年1月号特集で「設計のムダ退治50例」として取り上げて頂いた。これが好評であった為、更に51例と解説を追加して同じ「機械設計」誌1993年7月別冊特集として「設計のムダ退治101例」として続けて取り上げて頂く栄誉を賜った。さらに1995年3月には単行本化して頂き、2020年3月廃刊に至るまでに10版を超える増し刷りを繰り返して頂いた。廃刊から1年を経過したのを機会に、広く多くの方に中身を見て頂きたいとの想いで、BLOGで紹介させて頂くことにした次第です。

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「引用文献」

・本稿は筆者(伊豫部将三)が執筆し、日刊工業新聞社から1995年3月単行本として刊行され、2020年3月廃刊処理された機会に「設計のムダ退治101」掲載した内容を、今回ブログ掲載に当りタイトルを「設計の働き方改革とムダ退治法事例」へ変更し、内容見直しと加筆し、不備部は訂正した。

 念の為、原本で入手ご希望の方は、出版元(日刊工業新聞社・出版局)へお問い合わせを給わりたく、何分宜しくお願い申し上げます。

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「ムダ退治のテーマ目次」

iyoblog (4-0-1)・「設計の働き方改革とムダ退治・はじめに」

iyoblog (4-0-2)・「解説・ムダ退治と5S」

「日常業務に於けるムダ」

iyoblog (4-01)・「設計で類似内容を繰り返し新規創出しているムダ」

iyoblog (4-02)・「社内蓄積保管資料探索にその都度時間を掛けるムダ」

iyoblog (4-03)・「同一仕様技術資料を繰り返し新規出図するムダ」

iyoblog (4-04)・「類似資料決定のため、その都度繰り返し新規試作・試験するムダ」

iyoblog (4-05)・「予め決められる技術基準を前以って決めていないため、その都度判断を加えるムダ」

iyoblog (4-06)・「気付かず負(マイナス)の付加価値形成をしているムダ」

iyoblog (4-07)・「フリーハンド・メモ・ポンチ絵(マンガ)・イラストで済む情報を定規で製図・清書するムダ」

iyoblog (4-08)・「事前・途中の指導を疎かにし、完成してから点検・手直しを行わせるムダ」

iyoblog (4-09)・「関係部署・担当者間での連絡不備、調整が無い為、類似製品での機種を増加させているムダ」

iyoblog (4-10)・「先行技術を調査確認しないで、知らずに公知技術を新規開発しているムダ」

iyoblog (4-11)・「理由なく雑誌や資料を何でもコピー私蔵するムダ」

iyoblog (4-12)・「勘と記憶を頼りに旧式の設計を繰り返し、何時も過剰品質とするムダ」

iyoblog (4-13)・「安い市販規格品に気付かず、コストの高い物を知らずに新規設計するムダ」

iyoblog (4-14)・「ルールと分担が明確にされていないため、同じ内容を何人もで繰り返し点検・審査するムダ」

iyoblog (4-15)・「設計担当者の技術情報創出時間が少なくなっているムダ」

iyoblog (4-16)・「既存・現用品を活用せず、安易な新規設計で保管図面・資料を増加させるムダ」

iyoblog (4-17)・「裏付け根拠もなく、適当に見当で作った守れない出図日程(設計期間)となるムダ」

iyoblog (4-18)・「設計品質が、担当者個人の能力・資質・適性(キャラクタ)に左右されるムダ」

「設計変更を発生させるムダ」

iyoblog (4-19)・「間違いを作り込ませておいて、上司・先輩が後から捜すムダ」

iyoblog (4-20)・「本人の注意で防げる間違いを、他人が検図するムダ」

iyoblog (4-21)・「いきなり実物TRYして失敗するムダ」

iyoblog (4-22)・「取扱い時の注意を明確に仕様に組み込まないため、市場でクレーム・トラブルとなるムダ」

iyoblog (4-23)・「施工時の注意を明確に指示しないため、製造でラインクレーム・トラブルとなるムダ」

iyoblog (4-24)・「製品仕様の範囲を明確に表示しないため、ユーザーでクレームを発生させているムダ」

iyoblog (4-25)・「関連個所を同時に決め、記入点検すれば防げる間違いを出しているムダ」

iyoblog (4-26)・「再発防止とならない対策繰り返しのムダ」

iyoblog (4-27)・「残業・休日出勤を繰り返し、新しい知識と感覚のチャージを怠り、疲労した頭で間違いを繰り返すムダ」

iyoblog (4-28)・「日程優先から点検不備で出図して、トラブルのため結果として納期遅れを発生させるムダ」

iyoblog (4-29)・「トラブル履歴、メンテナンス有無を確かめず、出図した再生図でクレームが出てから対応するムダ」

iyoblog (4-30)・「ライバル品を物真似し、クレームが出てから慌てて確認テストするムダ」

iyoblog (4-31)・「上司への事前了解と事後報告をキチント行わず、トラブルを発生させているムダ」

iyoblog (4-32)・「安易な妥協で、結局トラブルとなる点検・審査のムダ」

iyoblog (4-33)・「点検せず出図して、後から差し替えを繰り返すムダ」

iyoblog (4-34)・「エラーによるトラブル内容をその都度周知徹底しないため、類似トラブルを繰り返し発生させているムダ」

iyoblog (4-35)・「作ってもその場だけしか使わないチェクリスト作成のムダ」

「資料整備・活用面に於けるムダ」

iyoblog (4-36)・「資料を全員にCOPY配布して活用されないムダ」

iyoblog (4-37)・「JISや業界規格を丸写しにした社内規格を制定するムダ」

iyoblog (4-38)・「キーワード登録・整理しないため、検索出来ず活用されない資料保管のムダ」

iyoblog (4-39)・「実験・試験DATAグラフ化・定式(数式)化整理しないため、他の担当者が活用できないムダ」

iyoblog (4-40)・「活用は二の次で、保管する為だけにマイクロフィルム化するムダ」

iyoblog (4-41)・「設計参考資料・設計規格を見ながら、その都度新規に設計着手を繰り返すムダ」

iyoblog (4-42)・「仕様書・図面・試験(検証)報告書・クレーム報告書・調査報告書・手配表など別々に台帳分類・登録保管としているため相互の関連付け、活用を妨げているムダ」

iyoblog (4-43)・「整理・整頓を疎かにし、その都度資料捜しに時間を掛けるムダ」

iyoblog (4-44)・「メンテナンスがキチンと行われないため、活用されない資料のムダ」

「機械化面に於けるムダ」

iyoblog (4-45)・「設計者が技術情報を創出して機械へ入力しなければ、プリントアウト出来ない設計機械化のムダ」

iyoblog (4-46)・「機械化出来る所を、手作業で行っているムダ」

iyoblog (4-47)・「技術情報創出に関係無い製図の機械化に多くの費用と人員を投入しているムダ」

iyoblog (4-48)・「訂正箇所を検図者へ明示しないため、全体を再検図させているムダ」

iyoblog (4-49)・「電子ファイルを技術情報創出時間短縮手段として活用しないムダ」

iyoblog (4-50)・「パソコンを蓄積保管資料(技術情報)検索手段として活用しないムダ」

iyoblog (4-51)・「類似設計の繰り返しが多いのに、CADを有効に活用しきれないムダ」

iyoblog (4-52)・「CAD導入で、出図が検図で手戻りが増え従来より遅れるムダ」※

iyoblog (4-53)・「CAD端末の前に設計者が居ると、仕事をしていると周囲が錯覚するムダ」※

iyoblog (4-54)・「CADを導入しながら、既存図面のデジタル化が進まず流用設計に活用しきれないムダ」※

iyoblog (4-55)・「設備稼働率を高めるため、CADで二直を行わせるムダ」

iyoblog (4-56)・「CAD導入後DATA-BASE構築まで、長期間活用開始を手待ちするムダ」

iyoblog (4-57)・「設計のCAD-DATAを、後の生産工程へ生かせられないムダ」※

iyoblog (4-58)・「CADにKEY-WORD検索機能を組み入れ活用しないムダ」※

iyoblog (4-59)・「製図のため、設計者がCAD端末から技術情報を入力するムダ」

iyoblog (4-60)・「パソコンをシュミレーション手段として活用しないムダ」

iyoblog (4-61)・「CAD化のため上司・先輩が途中に介入出来ず、プリント、訂正を繰り返させるムダ」

iyoblog (4-62)・「電子ファイルの編集機能を活用しないムダ」

iyoblog (4-63)・「CAD を設計時間節約手段として役立てられないムダ」

「外注活用面に於けるムダ」

iyoblog (4-64)・「事前・途中の指導を疎かにし、受け入れ後の確認と手直しに時間を掛ける外注活用のムダ」

iyoblog (4-65)・「研修条件が曖昧なため、間違いを依頼者が手直しするムダ」

iyoblog (4-66)・「外注を猫の手としてしか活用しないムダ」

iyoblog (4-67)・「付加価値獲得を高める手段として設計外注を活用出来ないムダ」

「補助者活用面に於けるムダ」

iyoblog (4-68)・「経験が無くても出来る設計部分をベテランが行うムダ」

iyoblog (4-69)・「補助者に雑用(非付加価値作業)を行わせるムダ」

iyoblog (4-70)・「類似設計の手引書化を疎かにし、設計業務を単純作業対応化出来ないムダ」※

iyoblog (4-71)・「補助者を使いきれず、遊ばせているムダ」

iyoblog (4-72)・「補助者を技術情報創出に充てられないムダ」

iyoblog (4-73)・「手本図・手引書などが無いため補助者・外注へその都度説明を繰り返すムダ」

iyoblog (4-74)・「担当者が手を着けるべき範囲と補助者化出来る範囲を明確に区分出来ないため、補助者を活用出来ないムダ」

「教育面に於けるムダ」

iyoblog (4-75)・「教えないため任せられず、上司・ベテランだけが忙しさに追われているムダ」

iyoblog (4-76)・「手伝わせるだけで教えないため、技術知識の修得にならないOJT教育のムダ」

iyoblog (4-77)・「演習・実習が伴わないため、実際の設計が行えない教育のムダ」

iyoblog (4-78)・「知っているかどうかを確かめないで、一方的に行う教育のムダ」

iyoblog (4-79)・「教えたことが、修得されたかどうか確認しないで終わっている教育のムダ」

iyoblog (4-80)・「参考資料を与えれば、教えないでも設計が出来ると錯覚しているムダ」

「その他の面に於けるムダ」

iyoblog (4-81)・「部下・後輩を指導出来ず自主性に任せ、やきもきするムダ」

iyoblog (4-82)・「複数案を並行試験確認で進めないために、開発・設計期間を延ばしているムダ」

iyoblog (4-83)・「理念が無いため評価・判断基準が定まらず、担当者を困惑・混乱させているムダ」

iyoblog (4-84)・「専門化を進め過ぎ、ノウハウ経験が私物化して会社に蓄積されないムダ」

iyoblog (4-85)・「内容の検索に役立たない保管だけに図番分類する台帳分類方法のムダ」

iyoblog (4-86)・「中味(実)に関係無く、件数だけ多く申請する特許のムダ」

iyoblog (4-87)・「不良品でテストして、結果として使えない試験DATAとなるムダ」

iyoblog (4-88)・「相見積もりで安さだけ追求し、後で手直しの多い外部製作手配のムダ」

iyoblog (4-89)・「特許申請を怠り、市場で係争に成ってから慌てて対応するムダ」

iyoblog (4-90)・「何でも直接自分で手を付けないと気がすまず、自分だけ忙しくするムダ」

iyoblog (4-91)・「上司・先輩同士の見解違いから、調整に時間を掛けるムダ」

iyoblog (4-92)・「判断基準が与えられないため、その都度上司に相談・了解を得なければならないムダ」

iyoblog (4-93)・「内容が曖昧で要領の悪い、頁数の多いレポート作成のムダ」

iyoblog (4-94)・「過剰手配で持つ、部品購入と保管のムダ」

iyoblog (4-95)・「技術情報創出時間比率が15%前後なのに、慢性的工数不足に陥っているムダ」※

iyoblog (4-96)・「出図枚数を管理項目とするムダ」

iyoblog (4-97)・「途中の状況把握を細目に行わず、納期が来てから遅れを知るムダ」

iyoblog (4-98)・「購入品入手までのリードタイム把握を疎かにし、手待ちとなるムダ」

iyoblog (4-99)・「ベテランが付加価値増加に寄与する業務に専念出来ないため、付加価値獲得時間を大きく出来ないムダ」

iyoblog (4-100)・「結論の出ない対策会議開催のムダ」

iyoblog (4-101)・「設計管理で生産技術的観点を持たないため、設計業務での改善が行われないムダ」

(注・上記掲載テーマ名後尾に「」印が付いているテーマは、大幅に書き直した所を示す。)

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「筆者略歴」

 1957年4月~1974年3月の17年間・富士重工業㈱(注・現社名スバル)三鷹製作所(現・群馬県大泉町へ移転)生産技術部門に勤務。乗用車用エンジン・ミッション製造の工場自動化機器・専用機設計業務へ従事。1974年技術士(機械部門・第7916号)登録、伊豫部技術士事務所を開設。開発・設計および生産技術部門の技術コンサルタントとして現在に至る。この間、上場および中堅企業100社以上で社員教育や業務改善支援業務に従事。現在までに、社団法人日本技術士会理事、りそな中小企業振興財団「中小企業庁長官新技術・新製品賞」贈賞の専門審査委員、東大和市商工会理事、等を歴任。

 著書「設計の故障解析51(CD-ROM付)」、「設計の基本仕様51(CD-ROM付)」、「設計のマネジメント101」、「設計者の心得と実務101」、「設計の経験則101」、「設計の凡ミス退治101」、「設計のムダ退治101」、「ハンドリング簡易自動化201」、「設計審査(DR=Design Review)支援ツール集・Ⅰ(事前審査編)」以上日刊工業新聞社から刊行。月刊「機械設計」誌へ長期連載等あり。「品質機能展開50事例(CD-ROM付)」、「MC選定資料マニアル」、熊谷卓氏と共著「組立・ハンドリング自動化実例図集」、以上新技術開発センターから刊行などが有る。

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