設計の働き方改革と手戻り・後処理予防取り組み法(2-0)

 設計 実務 管理 事例 基礎知識 自己啓発シリーズiyoblog2-0)伊豫部将三編

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(2-0)設計の手戻り・後処理予防取り組み法「全体要約・目次」

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「全体要約」

筆者には、関与した機械・電機・機器製品など製造業設計部門人員が100名以上の日本の中堅と大手企業30社以上で実態把握した業務効率調査DATAがある。

筆者が業務効率を把握・評価するために考案した価値指標分類の手戻り・後処理業務比率は、多くの製造業設計技術部門の投入時間値で平均31%を占めている現実がある。(総論・第1章の図1-1を、ご参考までに示す。)

これに対して価値形成業務比率は14%、基盤整備業務比率は9%、補助業務比率は46%の値である。

手戻り・後処理業務とは、設計時DR(Design-Review=設計審査)と出図前点検の検図時指摘による手戻り・後処理投入時間に24%、製造時の図面不備による手戻り・後処理に23%、出荷前客先立会い時の設計不備個所指摘による手戻り・後処理に8%、出荷後の市場クレーム対応の手戻り・後処理に45%である。(総論・第2章の図2-3参照を、ご参考までに示す。)

また市場クレームの出荷後経過期間別発生率は、1ケ月以内が25%、3ケ月以内13%、6ケ月以内11%、1年以内21%、3年以内19%、6年以内6%、10年以内4%、10年以上経過後1%となっている。(総論・第2章の図2-5を、ご参考までに示す。)

以上を見直すと3ケ月以内合計で38%(約40%)、6ケ月以内合計では49%(約50%)、1ケ年以内合計では70%を占める実態がある。今仮に無償保障期間が1年に設定した商品・製品では、出荷後クレーム対象の70%が発生する事を意味する。

その為企業の売上に占める市場クレーム対策費は、品質改良を行わない場合に毎年2%を超え、多い所は3%を超えている現実がある。 

また各社表に出さないが、製造仕損費も売上の1%を超えている共通実態がある。前述市場クレーム対策費と製造仕損費発生原因責任の70%が、各社設計に起因する共通点がある。

以上は調査DATAの一部に過ぎないが、設計部門が抱える問題点と解決しなければならない課題が前述の内容から数多く見えて来る。

先ずは、設計技術部門で業務効率を著しく低下させている全投入時間比率で約30%を占める手戻り・後処理業務を何とか改善し予防・削減しなければならない。

その為には、設計部門の組織構造的な欠陥に原因が有るか、階層別所属者の人為的過失に原因が有るか、の実態詳細を把握し明らかにする必要がある。ここで組織構造的な原因とは、本来新規設計時または開発過程で事前確認すべき構成部品類の寿命、経過年数毎のクレームとなる不具合確率(信頼度)値把握の検証実施が行われていたかの確認などを言う。

また階層別所属者の人的過失原因とは、設計部門実務部隊幹部である部課長管理者層、係長・主任などチーム担当者の直接指導に当たるリーダー層、勤続4年以上のベテラン層、入社3年以内の新人層、構内派遣受入れと持帰り外注の協力者層の方達の人為的(判断間違いと不注意間違い)過失の入り込みを予防、取り除く仕組み有無を言う。

筆者がDATA収集に当たって重視したのは、改革を実現するには問題点の発生源を明確にし、且つ階層別に役割が明確になる必要を感じている為である。

以上から本稿では、DATAに基づいた階層別に発生しているテーマと問題点を抽出・整理・分析・評価と実現可能取組み方法を60事例にまとめて紹介した。

本稿は、主に機械・電機機器・装置・製品など製造業で設計業務へ携わっている人向けとして学校では教えて呉れないテーマを中心にまとめた。しかし他業種へも応用が可能と考えられるので、周辺関連業務に直接就いておられる読者の方達の参考にして貰えれば幸いである。

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「全体目次」

(2-0-0)設計の手戻り・後処理予防60例「全体要約」

iyoblog 2-0-0設計 実務 管理 事例 基礎知識 自己啓発シリーズ伊豫部将三編

(2-0-1)設計の手戻り・後処理予防60例「総論・第1章」

iyoblog2-0-1 設計 実務 管理 事例 基礎知識 自己啓発シリーズ 伊豫部将三編

(2-0-2)設計の手戻り・後処理予防60例「総論・第2章」

iyoblog 2-0-2設計 実務 管理 事例 基礎知識 自己啓発シリーズ 伊豫部将三編

(2-0-3)設計の手戻り・後処理予防60例「総論・第3章」

iyoblog 2-0-3設計 実務 管理 事例 基礎知識 自己啓発シリーズ 伊豫部将三編

(2-0-4)設計の手戻り・後処理予防60例「総論・第4章」

iyoblog2-0-4)設計 実務 管理 事例 基礎知識 自己啓発シリーズ 伊豫部将三編

(2-0-5)設計の手戻り・後処理予防60例「総論・第5章」

iyoblog2-0-5) 設計 実務 管理 事例 基礎知識 自己啓発シリーズ 伊豫部将三編

(2-01~2-10)設計の手戻り・後処理予防60例「全階層の心得と実務

(全階層合計投入時間上位10テーマ作業の要約と目次)

iyoblog2-012-10 設計 実務 管理 事例 基礎知識 自己啓発シリーズ 伊豫部将三編

(2-11~2-20)設計の手戻り・後処理予防60例「管理者層の心得と実務」

(管理者層投入時間上位10テーマ作業の要約と目次)

iyoblog2-112-20 設計 実務 管理 事例 基礎知識 自己啓発シリーズ 伊豫部将三編

(2-21~2-30)設計の手戻り・後処理予防60例「リーダー層の心得と実務」

(リーダー層投入時間上位10テーマ作業の要約と目次)

iyoblog2-212-30 設計 実務 管理 事例 基礎知識 自己啓発シリーズ 伊豫部将三編

(2-31~2-40)設計の手戻り・後処理予防60例「ベテラン層の心得と実務」

(ベテラン層投入時間上位10テーマ作業の要約と目次)

iyoblog2-312-40 設計 実務 管理 事例 基礎知識 自己啓発シリーズ 伊豫部将三編

(2-41~50)設計の手戻り・後処理予防60例「新人層の心得と実務」

(新人層投入時間上位10テーマ作業の要約と目次)

iyoblog(2-41~2-50) 設計 実務 管理 事例 基礎知識 自己啓発シリーズ 伊豫部将三編

(2-51~2-60)設計の手戻り・後処理予防60例「協力者層の心得と実務

(協力者層投入時間上位10テーマ作業の要約と目次)

iyoblog2-512-60 設計 実務 管理 事例 基礎知識 自己啓発シリーズ 伊豫部将三編

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「引用文献」

・本稿は筆者(伊豫部将三)が執筆し、日刊工業新聞社月刊「機械設計」誌2016年3月臨時増刊号へ掲載した「設計の手戻り・後処理予防60例・総論」部分を今回ブログ掲載に当り「設計の働き方改革と手戻り・後処理予防取り組み法」へタイトルを変更・加筆し、不備部は訂正した。原本入手ご希望の方は、出版元(日刊工業新聞社・出版局)へ直接お問い合わせを給わります様に、何分宜しくお願い申し上げます。

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「執筆者略歴」

 1957年4月~1974年3月の17年間・富士重工業㈱(注・現社名スバル)三鷹製作所(現・群馬県大泉町へ移転)生産技術部門に勤務。乗用車用エンジン・ミッション製造の工場自動化機器・専用機設計業務へ従事。1974年技術士(機械部門・第7916号)登録、伊豫部技術士事務所を開設。開発・設計および生産技術部門の技術コンサルタントとして現在に至る。この間、上場および中堅企業100社以上で社員教育や業務改善支援業務に従事。現在までに、社団法人日本技術士会理事、りそな中小企業振興財団「中小企業庁長官新技術・新製品賞」贈賞の専門審査委員、東大和市商工会理事、等を歴任。
 著書「設計の故障解析51(CD-ROM付)」、「設計の基本仕様51(CD-ROM付)」、「設計のマネジメント101」、「設計者の心得と実務101」、「設計の経験則101」、「設計の凡ミス退治101」、「設計のムダ退治101」、「ハンドリング簡易自動化201」、「設計審査(DR=Design Review)支援ツール集・Ⅰ(事前審査編)」以上日刊工業新聞社から刊行。月刊「機械設計」誌へ長期連載等あり。「品質機能展開50事例(CD-ROM付)」、「MC選定資料マニアル」、熊谷卓氏と共著「組立・ハンドリング自動化実例図集」、以上新技術開発センターから刊行などが有る。

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