iyoblog (3-08)「設計の働き方改革とDR(設計審査)の具体的取り組み法」設計力向上研究会(伊豫部将三)編
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事例編・第一部「DR組織および事前準備関連取り組み法」
iyoblog (3-08)・要求設計条件設定では、従来品に無い寿命値設定を義務付ける
「現状と問題点」
開発品を市場で売れる商品にするには、特徴ある機能・性能・特性を持つだけではない。
競合他社製品とは、異なる特徴ある要求設計条件値としての寿命性能値を競合他社製品と異なる点を明確に表示する事も大切である。
ここで特徴ある寿命性能値とは、例えばAプレハブ住宅メーカが競合他社製品に無い60年寿命保証を公表した。
この例の様に、競合他社が表示しない明確な違いを特徴点として強調する事を言う。
プレハブ住宅メーカの集まりである工業化住宅協会と云う業界団体を結成しているのは、日本だけの独自組織と言われている。
つまりプレハブ工法は欧米で開発され広く各国に知られているが、プレハブ住宅工業会は日本丈の他の国には無い独自組織となる。
その工業化住宅協会の技術基準で型式認証登録制度を運用し、住宅寿命を決定づける躯体部分で最低 40 年寿命確保を義務付けている実態がある。
型式認証登録制度とは、自動車の例で見ると国土交通省の陸運局で各メーカが新規モデルとして販売用に開発した量産試作(販売用量産製造設備で製造した)車を必要な安全項目試験等で合格した場合のみ認証して販売を許可する登録制度である。
この制度の特徴は、型式認証登録を受けていない物は、原則販売できない仕組みである。
(注・但し大工が個人的に注文住宅を請負うのは、都道府県へ建築申請する中で法令に定める必要用件を満たせば原則許可されている。)
プレハブ住宅で工業化住宅協会が、自動車と同じ様に型式認証登録制度を実施運用している。
つまり安全確保などの必要な各種試験を実施した上で、型式認証登録が行われている。
その型式認証試験を行う量産試作住宅が、各地域の住宅展示場に展示されているモデル住宅である。
つまり展示場に有るモデル住宅の現物とカタログを見て、購入希望者がメーカと契約する形態である。
購入見込み客が、カタログ丈でなく現物モデルを直接触ったり見たり確認できる特徴がある。
「現状と問題点」
開発品を市場で売れる商品へするには、特徴ある機能・性能・特性を持つだけではない。
競合他社製品とは、異なる特徴ある要求設計条件値としての寿命性能値を競合他社製品と異なる点を明確に表示する事も大切である。
ここで特徴ある寿命性能値とは、例えばAプレハブ住宅メーカーが競合他社製品に無い 60 年寿命保証を公表した。
この例の様に、競合他社が表示しない明確な違いを特徴点として強調する事を言う。
プレハブ住宅メーカの集まりである工業化住宅協会と云う業界団体を結成しているのは、日本だけの独自組織と言われている。
つまりプレハブ工法は欧米で開発され広く各国に知られているが、プレハブ住宅工業会は日本丈の他の国には無い独自組織となる。
その工業化住宅協会の技術基準で型式認証登録制度を運用し、住宅寿命を決定づける躯体部分で最低 40 年寿命確保を義務付けている実態がある。
型式認証登録制度とは、自動車の例で見ると国土交通省の陸運局で各メーカーが新規モデルとして販売用に開発した量産試作(販売用量産製造設備で製造した)車を必要な安全項目試験等で合格した場合のみ認証して販売を許可する登録制度である。
この制度の特徴は、型式認証登録を受けていない物は、原則販売できない仕組みである。
(注・但し大工が個人的に注文住宅を請負うのは、都道府県へ建築申請する中で法令に定める必要用件を満たせば原則許可されている。)
プレハブ住宅で工業化住宅協会が、自動車と同じ様に型式認証登録制度を実施運用している。
つまり安全確保などの必要な各種試験を実施した上で、型式認証登録が行われている。
その型式認証試験を行う量産試作住宅が、各地域の住宅展示場に展示されているモデル住宅である。
つまり展示場に有るモデル住宅の現物とカタログを見て、購入希望者がメーカと契約する形態である。
購入見込み客が、カタログ丈でなく現物モデルを直接触ったり見たり確認できる特徴がある。
「着眼点・分析と評価法」
また別のBプレハブ住宅メーカでは、神戸型の直下型震度7の地震(衝撃)に対して 60 回以上繰返しても倒壊しない試験実施例を映像で宣伝している。
2016 年夏に発生した熊本地震では、強い 2 度の連続地震で頑丈そうに見えた家屋が 1 回目に倒壊を免れたが続けて起きた 2 回目に倒壊する様子を現地報道で写し出された映像を見た人も多い。
この宣伝効果は住宅を新規に購入しようとする人には、非常に大きな影響力がある。
A社は、60年寿命保証と言う。B社は、寿命には触れず 60 回の直下型震度 7 の衝撃にも耐えると言う。
新規に住宅を購入しようとする人には、展示場でA社の住宅を選択するか? B社の住宅を選択するか? 必ず迷うに違いない。
日本では、何処の地域に住んで居ても原則地震から免れない。さて何方を選ぶか? 深刻に考える事になる。
ここで冷静に考えて見る。A社の 60 年寿命とは、どの範囲までが対象になるのか? 詳細に調べ比較する事になる。
屋内電気配線系は、60 年間修理交換せずに維持できるのか? 水回り配管系は、60 年間修理交換せずに維持できるのか? また震度 7 の地震(衝撃)に対して何回持ち応え得る事ができるのか? など丁寧にメーカー側へ確認する。
そこでA社メーカ側が、「B社と同じ 60 回の震度 7 の地震にも耐えられます。」と保証すれば、間違い無くA社の住宅が選択される。
しかしこれを保証できない状態の場合には、B社へ確認に向かう。そこでB社メーカー側が、「 60 年寿命で、且つ 60 回の震度 7 地震に対して保証します。」と答えれば、間違い無くB社の住宅が選択される。
但しB社が、60 年寿命を保証できますと答えなければ、購入希望者は再び考え悩む事になる。
プレハブ住宅メーカーの集まりである工業化住宅協会規格では、主要構造部である躯体部分について 40 年寿命確保を規定している。
この事から一般ユーザは、簡単に取替えと修復が可能なインテリアやエクステリア部分を除く本体主要構造部分について寿命は 40 年持つと信じ購入している。
「改善点と取組み実施法」
筆者なら何方を選ぶか? 60 年寿命は魅力で有る。しかし熊本地震の例を思い出し、震度 7 以上の地震が短期間の間に 2 回3回と続けて起きる場合を想定し、無条件でB社を選択する。
その理由は、金属材料の S-N(疲れ)線図を思い出し震度 7 の衝撃に 60 回耐え得る事は、回数が減れば震度 7 以上の衝撃にも充分耐え得る衝撃強度がある事に気付く。
この意味は、震度 8 でも大丈夫かも知れない? と考える。つまり、住む人の生命・財産の安全確保を最優先した選択結果となる。
しかし同時に震度 7 の様な大きな地震回数が多く発生しなければ、寿命は 40 年を大幅に上回るに違いないと容易に連想できる。
この点が、選択のポイントになる。
多くの場合商品価格は、安い程歓迎される。
しかし安かろう!悪かろう!は、日本および先進国と言われる国の成熟社会では通用しない。
安くても品質が良い事が大切となる。
その品質を決めているのは、寿命値と信頼度値の高さである。
寿命値と信頼度値が高ければ、費用対効果で評価した時に住宅の場合では、ライフサイクルコスト(入手時の金額と買替え期間まで使い続けた場合に掛る総経費)で年間毎に掛る費用が結果として幾ら得になるか? を、他のメーカーと比較する事である。
つまり寿命値が長ければ安くなり、信頼度値が高ければ安くなる訳である。
その意味で特に寿命値の長さは、競合品が有る場合に競争力確保上で大事な比較項目の一つとなる。
そのため購入時金額が大きい住宅の様な商品の場合には、寿命は 40 年より 60 年、60 年より 100 年とできる丈長い程喜ばれる。
地震が少ないヨーロッパでは、石造りで 100 年以上の建造物も多い。
しかし日本の場合には、地震が多く、気候も亜熱帯と温帯に跨り湿度も高い。
またこれらの自然環境が価格と入手し易さから木造住宅に適したため、住宅と言えば木造で普及が進んで来た経緯がある。
但し木質材でも国産檜(ひのき)・ぶな等の材種を選べば、伐採時より100年、150年経過しても強度は落ちず、寧ろ強くなる材種も存在する。
木質住宅でも 100 年以上の寿命確保は、十分実現可能である。
「実施による改善効果」
開発商品を市場でエンドユーザーに優先して選択して貰うためには、競合製品が多数ある中から寿命性能値が飛び抜けて良い事を判って貰う工夫が必要となる。
プレハブ住宅メーカA社が 60 年寿命保証を打出した狙いは、表向き販売価格が多少高めでも年間当りの償却費が少なくて済む割安感・徳用感を購入希望者へ持って買って貰えると理解した為と思われる。
また熊本地震で震度 7 クラスが立て続けに発生し 1 回目では倒壊せず一見頑丈そうに見えた家屋が 2 回目の地震で倒壊する現地の報道映像を見た人達に与えたインパクトは非常に大きい影響がある。
プレハブ住宅メーカB社が、震度 7 の地震衝撃に 60 回も耐え得る実験映像の宣伝効果は、これも新規の購入希望者へ与える動機は極めて大きいと推測される。
プレハブ住宅メーカA社の 60 年寿命保証宣伝効果は、新規の購入希望者が建替えまで 40 年持つと思っていた寿命が 60 年に延びる意味は、寿命が1.5倍へ延びる事で年間当りの償却費が低減する事に対する割安感とお徳用感が強い。
これに対しプレハブ住宅メーカB社の震度 7 の地震衝撃に 60 回も耐え得る実験映像の宣伝効果は、先ず生命・財産保護第一に対する安心感を先に与える効果が大きい。
その上で震度 7 の地震衝撃に 60 回も耐え得る事は、実際に地震回数が少なければ住宅寿命はもっと延びるだろうと言う期待感に代わる効果がある。
これも購入者が、商品選択上で差別化を図る大きな効果が得られる影響力の一つとなる事は間違いない。
ここで大事な違いは、B 社は 60 回に及ぶ震度 7 の地震に耐えている事を実証試験で直接見せている事で有る。
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「引用文献」
・本稿は筆者(伊豫部将三)が執筆し、日刊工業新聞社月刊「機械設計」誌2017年3月号臨時増刊号へ投稿掲載した「設計の品質保証に必須のDR実施法 50 事例」部分へ今回ブログ掲載に当りタイトルを「設計の働き方改革とDRの具体的取り組み法」へ変更し、加筆し不備部は訂正した。
なお原本入手ご希望の方は、出版元(日刊工業新聞社・出版局)へお問い合わせを給わりたく、何分宜しくお願い申し上げます。
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「検索キーワード」
「市場ニーズ調査」 「先行技術調査」 「開発仕様書」 「要求機能」 「要求性能」 「要求特性」 「要求設計条件」 「目標寿命値」 「目標信頼度値」 「構想図」 「原理選択」 「方式選択」 「構造選択」 「材料選択」 「表面処理選択」「熱処理選択」「工作選択」 「形状選択」 「組合せ選択」 「締結法選択」 「結合法選択」 「動作制御法選択」 「回転・摺動部・間隙部・潤滑法選択」 「疲れ強さ設定」 「振動・衝撃強さ設定」 「耐食性設定」 「摩擦・摩耗強さ設定」 「揺動・ねじれ強さ設定」 「熱衝撃強さ設定」 「切欠き効果劣化防止法」「穴明き効果劣化防止法」 「溝付き効果劣化防止法」 「段付き効果劣化防止法」 「落雷・高圧サージ電圧損傷防止法」 「水滴付着絶縁劣化防止法」 「静電気放電発火・引火防止法」 「電磁ノイズ誘導誤作動防止法」 「過負荷発熱焼損防止法」 「ワイヤ断線防止法」 「膨張収縮半田剝離防止法」 「検証試験実施法基準」 「試験サンプル数基準」 「部品加工基準」 「部品測定基準」 「設計・試験工数見積り法基準」「日程計画法基準」 「コスト見積り実施法基準」 「耐久試験実施法基準」 「破壊・損傷試験実施法基準」 「基本仕様作成法基準」 「寿命試験実施法基準」 「信頼度確認試験実施法基準」 「故障予測実施法基準」 「工程能力指数達成法基準」 「客先クレーム措置法基準」 「苦情処理回答実施法基準」 「市場モニタリング実施法基準」 「耐圧試験実施法基準」 「機密漏洩試験実施法基準」 「プログラムデバック試験実施法基準」 他、などがある。
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「全体目次」
「総論 」
iyoblog (3-0-1)・(はじめに) 設計の品質保証を左右するDR(Design Review = 設計審査)
「解説」
iyoblog (3-0-2)・第1章・DR-0(商品開発企画の仕様書と構想図作成段階)の取組み法と現状実態
iyoblog (3-0-3)・第2章・DR-1(開発試作品設計・検証および基本設計段階)の取組み法と現状実態
iyoblog (3-0-4)・第3章・DR-2(詳細組立図と部品設計・出図図書作成段階)の取組み法と現状実態
事例編・第一部「DR組織および事前準備関連取り組み法」
iyoblog (3-01)・市場クレームの手戻り予防では、DRの主要目的を点検会から事前指導会へ重点を転換する
iyoblog (3-02)・客先指摘仕様洩れ手戻り予防では、基本仕様項目の主要部はDR会が作成する
iyoblog (3-03)・事前市場ニーズ調査では、先行競合品と併せ、新規見込み購買層調査も義務付ける
iyoblog (3-04)・先行技術調査では、先行メーカー動向と併せ、新規参入見込みメーカー有無動向調査も義務付ける
iyoblog (3-05)・開発仕様書の要求機能設定では、市場ニーズ調査から従来品に無い特徴機能設定を義務付ける
iyoblog (3-06)・開発品の要求性能設定では、市場ニーズ調査から従来品に無い特徴性能設定を義務付ける
iyoblog (3-07)・開発品の要求特性設定では、従来品に無い特徴有る特性設定を義務付ける
iyoblog (3-08)・要求設計条件設定では、従来品に無い寿命値設定を義務付ける
iyoblog (3-09)・要求設計条件設定では、従来品に無い信頼度値設定を義務付ける
iyoblog (3-10)・開発品の構想図作成では、従来品に無い原理・方式・構造選択を義務付ける
事例編・第二部「DR-0 ・商品企画・関連仕様作成取り組み法」
iyoblog (3-11)・開発仕様書と構想図作成段階で確認すべき項目
iyoblog (3-12)・開発仕様書案で確認すべき項目
iyoblog (3-13)・構想図案で確認すべき項目
iyoblog (3-14)・メカ系構想設計部位案で確認すべき項目
iyoblog (3-15)・制御・実装系構想設計部位案で確認すべき項目
iyoblog (3-16)・計測器系構想設計部位案で確認すべき項目
iyoblog (3-17)・メカ系構想設計部位案で検証前に確認すべき項目
iyoblog (3-18)・制御・実装系構想設計部位案で検証前に確認すべき項目
iyoblog (3-19)・計測器系構想設計部位案で検証前に確認すべき項目
iyoblog (3-20)・構想設計案作成図書で確認すべき項目
「事例編・第三部・DR-1(1) ・ 商品企画・関連仕様作成実施取り組み法」
iyoblog (3-21)・試作品設計段階で事前確認すべき項目
iyoblog (3-22)・メカ系部位試作品設計案で事前確認すべき項目
iyoblog (3-23)・制御・実装系部位試作品設計案で事前確認すべき項目
iyoblog (3-24)・計測器系部位試作品設計案で事前確認すべき項目
iyoblog (3-25)・メカ系部位試作品案の検証で事前確認すべき項目
iyoblog (3-26)・制御・実装系部位試作品案の検証前に確認すべき項目
iyoblog (3-27)・計測器系部位試作品案の検証前に確認すべき項目
iyoblog (3-28)・メカ系部位試作品案の検証結果評価法で事前確認すべき項目
iyoblog (3-29)・制御・実装系部位試作品案の検証結果評価法で確認すべき項目
iyoblog (3-30)・計測器系部位試作品案の検証結果評価法で確認すべき項目
「事例編・第四部・DR-1(2) ・ 基本設計着手時の不具合予防取り組み法」
iyoblog (3-31)・基本設計で開発品と既存品組合せ部位の確認項目
iyoblog (3-32)・基本設計で環境条件の確認項目・その1
iyoblog (3-33)・基本設計で環境条件の確認項目・その2
iyoblog (3-34)・基本設計で環境条件の確認項目・その3
iyoblog (3-35)・基本設計で鉄系材料使用部位の確認項目・その1
iyoblog (3-36)・基本設計で鉄系材料使用部位の確認項目・その2
iyoblog (3-37)・基本設計で非鉄系材料使用部位の確認項目・その1
iyoblog (3-38)・基本設計で非鉄系材料使用部位の確認項目・その2
iyoblog (3-39)・基本設計で非金属系材料使用部位の確認項目・その1
iyoblog (3-40)・基本設計で非金属系材料使用部位の確認項目・その2
「事例編・第五部・DR-2 ・ 詳細設計着手時の不具合予防取り組み法」
iyoblog (3-41)・詳細設計で炭素鋼熱処理部品の確認項目
iyoblog (3-42)・詳細設計で部品形状の確認項目
iyoblog (3-43)・詳細設計で衝撃強さ確保の確認項目
iyoblog (3-44)・詳細設計で摩耗強さ確保の確認項目
iyoblog (3-45)・詳細設計でねじ締結部の確認項目
iyoblog (3-46)・詳細設計で部品素材選択の確認項目
iyoblog (3-47)・詳細設計でステンレス鋼選択の確認項目
iyoblog (3-48)・詳細設計で深絞り品置き割れ防止の確認項目
iyoblog (3-49)・詳細設計で溶接品質確保の確認項目
iyoblog (3-50)・詳細設計で異種金属接触による腐食防止の確認項目
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「筆者略歴」
1957年4月~1974年3月の17年間・富士重工業㈱(注・現社名スバル)三鷹製作所(現・群馬県大泉町へ移転)生産技術部門に勤務。乗用車用エンジン・ミッション製造の工場自動化機器・専用機設計業務へ従事。1974年技術士(機械部門・第7916号)登録、伊豫部技術士事務所を開設。開発・設計および生産技術部門の技術コンサルタントとして現在に至る。この間、上場および中堅企業100社以上で社員教育や業務改善支援業務に従事。現在までに、社団法人日本技術士会理事、りそな中小企業振興財団「中小企業庁長官新技術・新製品賞」贈賞の専門審査委員、東大和市商工会理事、等を歴任。
著書「設計の故障解析51(CD-ROM付)」、「設計の基本仕様51(CD-ROM付)」、「設計のマネジメント101」、「設計者の心得と実務101」、「設計の経験則101」、「設計の凡ミス退治101」、「設計のムダ退治101」、「ハンドリング簡易自動化201」、「設計審査(DR=Design Review)支援ツール集・Ⅰ(事前審査編)」以上日刊工業新聞社から刊行。月刊「機械設計」誌へ長期連載等あり。「品質機能展開50事例(CD-ROM付)」、「MC選定資料マニアル」、熊谷卓氏と共著「組立・ハンドリング自動化実例図集」、以上新技術開発センターから刊行などが有る。
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